Linux:SublimeTextで日本語入力できるようにする
Linux:SublimeText?で日本語入力できるようにする †
- Update 2014.07.19
CentOS6.5にInputHelper?を導入して日本語入力可能とする方法です。
InputHelper?自体はPackageManager?でインストールします。
しかし、デフォルトの起動ショートカットである「Ctrl+Shift+z」を押しても、インプットウインドウは表示されません。
CentOS6.5でInputHelper?を動作させるためには以下の2つの作業を実施する必要があります。
- ファイルの権限設定
- パッチ
ファイルの権限設定 †
まず、うんともすんとも言わない状況は、メニューの「View」→「Show Console」からコンソールを表示することで確認できます。
小生の場合、以下のようなメッセージが表示されていました。
Traceback (most recent call last): File "./sublime_plugin.py", line 362, in run_ File "./inputhelper.py", line 21, in run File ".\subprocess.py", line 633, in __init__ File ".\subprocess.py", line 1139, in _execute_child OSError: [Errno 13] 許可がありません
ふむふむ、なるほど。じゃあ、inputhelper.pyを確認してみます。
SublimeText?のメニュー「Preference」→「Browse Package」からパッケージインストールディレクトリを開き、「InputHelper?」ディレクトリを開きます。
すると、「inputhelper.py」が見つかるはずです。
これを開いてみると、21行目は、同ディレクトリ内の「lib」ディレクトリの「linux_text_input_gui.py」を子プロで実行しようとしている行であることがわかります。
?実行を試みている?
というわけで、権限チェックしたら「644」でしたw
というわけで、このファイルの権限を「775」に変更して再度実行したら、入力画面が表示されるようになります!
パッチ †
さて、入力画面が表示されるようになって、実際に入力してみても、本来であれば「Enter」で入力終了であるはずなのに(ソースコード上)、入力が終わりません。
原因は
- InputHelper?が要求するpygtkのバージョンが2.22以降
- CentOS6系でインストール可能なpygtkのバージョンは2.18 ということです。
具体的には、このプラグインが使っている実装で、gtk.Entry.get_bufferメソッドを使用してますが、これがpygtk2.22以降に提供されているメソッドだからです。
最初は、CentOSに入っているpygtkを新しくしようと思っていろいろ調べていましたが、ソースいじったほうが早そうだったので、以下にパッチを載せます。
動かすためのパッチ †
Sublimeのパッケージは以下のディレクトリに格納されます。
- /.config/sublime-text-2/Packages
この中の「InputHelper?/lib」ディレクトリに入っている以下のファイルがパッチ対象です。
- linux_text_input_gui.py
このファイルの18行目から始まるprint_textメソッドがパッチ対象です。
パッチの内容は
- 19行目、20行目をコメントアウト
- 21行目に「print self.textInput.get_text();」を追加
パッチ適用後のprint_textメソッドの内容を以下に記載します。
def print_text(self): # buffer = self.textInput.get_buffer() # print buffer.get_text() print self.textInput.get_text()
これで、動くようになるはずです。
InputHelper?の設定 †
個人的には「Ctrl+Shift+z」はちょっと煩わしいため、「Ctrl+Space」に変更しています。
変更するためには、
- /.config/sublime-text-2/Packages/InputHelper?
の
- Default (Linux).sublime-keymap
を、以下の通りに変更します。
[
{ "keys": ["ctrl+shift+z"], "command": "input_helper" }, { "keys": ["ctrl+space"], "command": "input_helper" }
]
すると、「Ctrl+Space」2発で日本語入力可能となります
うむ、これは便利w