カーネルモジュールを操作してみる の変更点

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*カーネルモジュールを操作してみる [#n0a13d27]

通常、カーネルモジュールは以下のディレクトリに格納されている。

 [root@localhost ~]# ls /lib/modules/2.6.9-34.ELsmp/kernel/
 arch  crypto  drivers  fs  lib  net  sound

例えば、adaptecのドライバーは

 [root@localhost ~]# ls /lib/modules/2.6.9-34.ELsmp/kernel/drivers/scsi/aic7xxx/
 aic79xx.ko  aic7xxx.ko

に格納されている。

***カーネルモジュールの操作 [#j68fcd9f]

操作例

 [root@localhost ~]# lsmod | grep vfat
 [root@localhost ~]#
 [root@localhost ~]# modprobe vfat
 [root@localhost ~]#
 [root@localhost ~]# lsmod | grep vfat
 vfat                   17089  0
 fat                    44129  1 vfat
 [root@localhost ~]#
 [root@localhost ~]# rmmod fat
 ERROR: Module fat is in use by vfat
 [root@localhost ~]#
 [root@localhost ~]# rmmod vfat
 [root@localhost ~]#
 [root@localhost ~]# lsmod | grep vfat

が、通常はカーネルモジュールローダが自動的にカーネルモジュールをロード/アンロードするため、人間が''modprobe''コマンドを実行して、カーネルモジュールの読み込み、取り外しをおこなうことは無い。


***自動ローディング出来ないデバイス [#vf09d014]

カーネルモジュールローダは利用されるデバイスファイルや機能から、ロードするモジュールを決定するが、NIC、SCSIデバイスなど、デバイスファイル名からドライバを特定できない。

このようなデバイスは「''/etc/modprobe.conf''」に定義する。

※通常は必要ない。

***/etc/modprobe.conf [#aa5f9d8d]

 alias eth0 tg3
 alias scsi_hostadapter ata_piix
 alias snd-card-0 snd-intel8x0
 options snd-card-0 index=0
 ・・・・・

NICについては、通常自動で認識されるが、SCSI器機については手動で追加する必要がある場合がある。