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win端末の時刻同期の状態確認について のバックアップの現在との差分(No.1)


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*win端末の時刻同期の状態確認について [#h4923bd0]

こんなメッセージが出た場合、まずNTPクライアントの状態を確認してみましょう

 メッセージ:タイム プロバイダ NtpClient: ドメイン コントローラ ad1.local-domain.local
 へのアクセスを 8 回試行し ましたが、有効な応答が得られませんでした。このドメイン コントローラは、
 タイム ソースとしては破棄され、NtpClient は同期先となる新しいドメイン コントローラの 発見を開始します。


win端末の時刻同期の状態は、以下のコマンドを利用し確認することが出来ます。

 w32tm /monitor /domain:ドメイン名


また、時刻同期の再実行は以下のコマンドで実行することが出来ます。

 w32tm /resync

この2つのコマンドを利用し、時刻同期が正常に実行できているかを確認することが出来ます。

例の構成を以下に示します。

&ref(ntp.PNG);

この構成で、ad2で時刻同期エラーが発生した場合、こんな感じで確認します。

 01: c:\>w32tm /monitor /domain:local-domain.local
 02: ad1.local-domain.local *** PDC *** [10.136.xxx.b]:
 03:     ICMP: 0ms delay.
 04:     NTP: +0.0000000s offset from ad1.local-domain.local
 05:         RefID: ntp0 [10.136.xxx.a]
 06: ad2.local-domain.local [10.136.xxx.c]:
 07:     ICMP: 0ms delay.
 08:     NTP: -4.6132314s offset from ad1.local-domain.local
 09:         RefID: ad1.local-domain.local [10.136.xxx.a]
 10: 
 11: c:\>w32tm /resync
 12: 再同期のコマンドを送信:  local computer...
 13: コマンドは正しく完了しました。
 14: 
 15: c:\>w32tm /monitor /domain:local-domain.local
 16: ad1.local-domain.local *** PDC *** [10.136.xxx.b]:
 17:     ICMP: 0ms delay.
 18:     NTP: +0.0000000s offset from ad1.local-domain.local
 19:         RefID: ntp0 [10.136.xxx.a]
 20: ad2.local-domain.local [10.136.xxx.c]:
 21:     ICMP: 0ms delay.
 22:     NTP: +0.0029853s offset from ad1.local-domain.local
 23:         RefID: ad1.local-domain.local [10.136.xxx.b]
 24: 
 25: c:\>

+01行目で、まず現状のNTPの状態を見ます。
+すると、02~05で、ad1のntpの状態が見れます。
&br;04行目が、おおもとのNTPサーバである「ntp0」との時刻のずれで、この場合は、0.000・・・なのでずれてないことがわかります。
&br;また、05行目で「RefID: ntp0」となっていることから、ad1はntpサーバとしてntp0を参照していることがわかります。
+同様に、06~09行目で、ad2(自分自身)が参照しているntpサーバが「ad0」であり、時刻が「-4秒」ずれていることがわかります。
&br;ちなみに、ドメインに参加しているWin端末は、自動的に時刻同期する対象のNTPサーバをadサーバに設定し、時刻同期します。
+次に、11行目で、時刻同期を再実行してみます。
+すると、20~23行目で、時刻のずれが少なくなったことが見て取れます。
&br;→つまり、コマンドを再実行することで、時刻同期が実行されたことがわかります。